2010年12月12日日曜日

水槽の中にある世界

陸上に生きる私たちと水中の生命が
一緒に暮らすことができる水槽という夢の装置。
その中では日々、我々にとって非日常の営みが行われています。

例えばニューギニアの秘境、
そこには私の好きなレインボーフィッシュの仲間たちが
今なおひっそりと暮らし、
月明かりの中で虹色にきらめくその姿は、
誰の目にも触れることなく、
ただ神秘の輝きを放ち続けているのみ。

そんな秘境の光景を、
たったひとつの小さな水槽の中に創り出すことができる。
なんとロマンチックで夢のある楽しみであることか。

水槽を単なる魚の生命維持装置として使うことに、
何ら否定的な感情もない。

けれど、魚を飼うという本来の意味を追求するならば、
砂にこだわり、草にこだわり、石や流木にこだわり、
水槽や、置き場所にも、自分なりの美学を大切にしたくなるというもの。

流されるのではなく、こだわりをもつことでセンスを磨く。
そう、センスは磨かれるものなのだから。

野暮なものばかり選んでいては、
本来のセンスもいつしか失われてしまいかねない。

そう考えると水槽ひとつ選ぶにしても
スマートに決めたいところではありませんか。
とりわけ大切な人が訪れる部屋の水槽だけでも。